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遊学の道Project 2006年6月の活動報告

2006年6月10日~11日

 昨年、福島から8月の水土森の森林づくりのイベントに参加して、森林を維持していく大変さを作業で体感し、様々な学びがありました。今回2回目の参加となりました。きちんと活動報告が出来るのか不安ですが、頑張って書きます。

 今回も福島から3時間かけて東京へ。参加当日、雨になるかと思って用意した大荷物を背負い立川駅に立っていると、同じくリュックを背負って笛を抱えている真瀬さんを発見し、声をかける。笛は今回披露してくれるとのことで期待する。武蔵五日市駅に着きバスに乗ると、石山さんや田辺さんが乗車してくる。声をかけられないまま、そのまま檜原村へ。到着して、フォレストコテージに向かう。石山さんが笑顔で迎えてくれ、初めてお会いする田辺さん、塩津さんとも挨拶をする。昼食を済ませて、作業の準備をする。今回は、道の補修ということで、どのような作業なのかは分からなかったが意気込みだけは十分であった。

 歩いて遊学の森の中へ入る(入る前?)と橋があり、足元がややすくむ。しかし、橋の下を流れる秋川の音に耳を済ませると、緊張も解けゆっくり歩いて渡ることが出来た。作業する場所へ向かうまでに、田辺さんや塩津さんが色々な草花についてお話して下さり、「これは天ぷらにするとおいしい」など説明付きで次々話が飛び出すが、名前がさっぱり覚えられず自分の覚えの悪さにがっかりする。これは、きっと知識で頭に詰め込もうとしてもだめだと思い、草花そのものの特徴をつかもうと切り替える。

a0079265_0513252.jpg しばらく歩くと、田辺さんが「今回はこの辺にしよう」と道が崩れそうな所、支えている木材が外れそうな所を点検した末に、決める。補修するには、材木が必要ということで、杭用のものと、道そのものにはめ込む木材を取りにまた山を登る。話によると、この木材運びが大変のようである。アップダウンがある道を進みながら、帰りは木材を抱えて・・・と考えると少し不安であった。木材の置いてある場所に到着し、塩津さんは細めのものを2本、私は1本、運んで作業するところへ帰る。田辺さん、真瀬さんは更なる適した木材を探しにどこかへ。なんとか、補修する場所に戻り、塩津さんのご指導の下、杭の作り方を教えて頂く。鉈で、細い木材を鉛筆の形のように下の方だけ削るのであるが、難しい。強く振り下ろしても、手元が狂い一定の所を削ることが出来ない。悪戦苦闘している私の横で、塩津さんは慣れた手付きで杭を仕上げる。「塩津さんは、杭づくりが上手なんだよ」とそこに石山さんが登場。遅れて参加するはずの宮川さんをコテージで待っていたが、なかなか本人が現れないので、地図を描いてメモを置き先に山に入ってきたとのこと。

 男性陣がなかなか戻ってこないので、心配していると、田辺さんが戻ってくる。かなり息が切れている。真瀬さんも戻ってくる。長くて重い木材を運ぶのはやはり大変そうだ。そこへ、宮川さんが合流。挨拶も早々にさっそく木材運びに山の奥へ。石山さん、塩津さんが運んでもらった木材をどの辺にどのようにはめていくか検討して、そこに木材を置いていく。決めたら、杭打ちの作業を私も行う。ここぞとばかりに振り下ろすと意外にもスムーズに杭が入っていく。石山さん、塩津さんに「音がいい」「上手」と誉められ喜び、調子にのって打っていくと物凄い汗が出てきた。ああ、山作業ってこんな感じだったと去年のことを思い出した。なんか体内の悪いものが汗の噴出と共に全部浄化されてくような心地よい疲労感が得られた。木材を固定し、隙間がある所には石を詰め、土をかぶせて補修はほぼ終了する。

a0079265_052276.jpg 作業の合間に、木苺をとって食べたり、山椒(?)の匂いを嗅いだり、癒しの森の中で自然の恵みを五感を沢山使って体感することが出来た。帰りは、真瀬さんだけ森に残り、笛の練習。コテージに向かってみんなで歩いてると真瀬さんの笛が聴こえてきた。なんだか森の雰囲気と合っていていいとみんなで話す。塩津さんは、ここまでの参加ということで挨拶をして別れる。

 コテージに戻ると、田上さんが来ていて、カレーを作って待っていてくれたとのこと。田中さんの奥さんよりこんにゃくの差し入れもあり、どれもおいしく頂く。 

 その後は、真瀬さんによる、講義が。「アクションラーニング」という少人数でミーティングを行うことにより、問題解決と、問題解決力を身に付けることが同時に出来てしまうというもので、有名企業でもこれを取り入れて社内の問題解決を実践しているとのこと。プリントまで一人ひとりの準備してくれて、真瀬さんの意気込みが感じられる。いくつかの約束があり、話合いは問題を定義した人を含め、お互いに質問、それに対する回答のみで行わなくてはいけないとのこと。考えすぎて無言になってしまうこともあったものの、様々な質問が出て一人ひとりの考えが垣間見れた。一人の考えで煮詰まってしまう問題も、こうして話合うことで建設的な方向で解決できるものなんだなあと勉強になる。

 これらが終わり、しばらくして田中さんがコテージへ。会合に出席していたとのことで、ちょっとほろ酔い気味で「福島からまた来てくれて嬉しいよな~」と言って下さり、私は嬉しい反面、緊張してあまり気の利いた返事が出来ずにいて申し訳なくなる。それから、YMPのことや林業のこと、地球の環境のこれからについての話や、植樹祭のイベントに参加した時の楽しい話を聞かせて頂き、またまた勉強となる。作業の疲れもあり、この日、私は早く休ませて頂く。

 次の日は、あいにくの雨。山作業は出来ないということで、炭焼きと鎌研ぎ、薪割りなどを行う。真瀬さんは、田植えのイベントへ参加のため、朝お別れする。

a0079265_0524441.jpg 炭焼きは石山さん、田上さん、鎌研ぎは田辺さん、宮川さん、薪割りは私と作業を分担して行う。薪割りはやはり初めは悪戦苦闘。石山さんにアドバイスを頂き、なんとか形になる。宮川さんも、昨日ぜひやりたかった杭打ちが体験できず残念だったので薪割りはやりたい!と挑戦している。こうした経験もなかなか出来ないので貴重だと思った。炭焼きは、あじさいなど草花を取ってきて行う。しかし、炭焼きは空気が乾燥している冬の方が適しているということで、出来あがりは綺麗にとはいかなかったものの、初めての体験であったので方法などを教わり勉強となる。地元でも実践してみようと思う。

 気がつくと鎌などの道具も綺麗に研がれており、午前中の作業は終了。昼食後は、宿泊したコテージをみんなで掃除し、解散となった。

 今回も、山作業を通して良い汗を流させて頂きました。また、スタッフのみなさんや参加者のみなさんに作業以外でも自然について教えて頂いたりと大変学びとなりました。感謝致します。拙い文章で申し訳ありませんが、以上で報告とさせて頂きます。ありがとうございました!

(文:渡辺麻由)
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by YMP_Log | 2006-06-10 12:34 | 定例活動の報告